どうして私だけこんな目に遭わなきゃいけないの?

こんなに世界は広いのにどうして私?


生きてても意味がないっておもってたのに……。


ずっとそう思ってた。

そんな私をあなたは変えてくれたね。

私は吉宮空。中学2年生。
学校や家でみんながいるときは絶対本当の自分を見せない。いつも猫をかぶっている。
理由はあんな事がおきてから。

それは、小学5,6年の時に突然起きた。

その時私には、3年の時からずっと好きな男の子がいた。
その人の名前は「本宮光哉」(もとみやこうや)

私は何回か告白した事があった。
けれど、ちゃんと返事を言ってもらったことが無かった。
【友達ならいいよ】それだけだった。
私はいつでも光哉の事おもってるし、大好き。
なのにどうして?どうして友達なの?
もたもたしていたら6年生になっていた。このままではいけないような気がした。
だから最後にあと一回だけ告白しよう。そう思ってた。ただそれだけだった…。