あの頃の俺は、自分が自分じゃないみたいだった




心の傷を確認する度に

彼女への気持ちが本当にデカかったんだと気づかされた



香織に会いたい

香織に会いたい



思えば思う程「怒りと言うプライド」が

それを強く阻止して



「出口の見えない袋小路」に入っているみたいだった