健は静かにあたしの肩に手を置いた




あたしは静かに目を閉じた



拓の手に力は入るのが分かった




それからどれくらい時間が経ったのかわからないけど

けっこう長い時間そうしていた気がする・・・



「春?」

「・・・ん?」



あたしはゆっくりと目を開けた


そして健の顔を見上げた



思ったよりも健の顔が近くてビックリする



「寝てるかと思った。」


「寝てないよ?寝そうだったけど。」


あたしはニコッと笑った


健も優しい顔で笑った






なんだか今日のあたしと健はおかしい

この気持ちはなんだろう・・・・



健も同じ気持ちなのかな?






同じ気持ちだといいな・・・