「ねぇ、健。なんで不機嫌になったの?」


「・・・。」


「健?」


やっぱり健は目を合わせてくれない


なんだか寂しくなった・・・



「・・・。」


「・・・。」



沈黙が2人と包む



その沈黙を破ったのは健だった




「あぁ~~!!もう!そんな顔すんなよ!」


「え?」



健はあたしの隣にドカッと座った


そしてあたしの頭をグシャと撫でた




「今日、ちょっとムカつく事あってそれを思い出した・・・。」

ボソっと小さな声で健は話してくれた




「そーだったんだ。ごめん。」


「謝るなよ。もう大丈夫だから。」




そしてフワッと笑った・・・





ドキッ!!