落書きはけっこう簡単に落ちていった。





「目閉じてー。」

「あい。」





―――――――――――。





「はい!おーわり♪」


拓は千夏の手鏡で自分の顔を確認した。


「おっ!もとのセクシーなお顔に戻った♪」


「ばかっ!」


あたしは拓の頭の髪を数本抜いた。


「いでっ!?地味に痛い!」




そんな感じで騒いでいると先生が入ってきた。



10分も経つと、拓はまた寝てしまった。




学習能力ひっく・・・・。









その時間は、拓のノートにいっぱい落書きをして終わった―――――。