コンコン―――


あたしは健の部屋のドアをノックした。


「あーい。」

中から健の声が聞こえて、あたしはドアを開けた。


「お、春じゃん。もう寝るのか?」


「うん。部屋になにもないし・・・する事もないんだもん。」


あたしは、黒い小さなソファーに座ってる健のとなりに座った。



「そんじゃ、俺は風呂にでも入ってくるかー。あ、勝手にベット使っていいからなー。」


そういい残して健は部屋から出て行った。


「・・・明日の朝、ごはん作ろっ!」


あたしは、1人で勝手に宣言してから健のベットに入った。







フワッ―――――。


「・・・あ。」


健の匂いがする・・・・。


昔から変わらない匂い。



懐かしいなぁ――――・・・。




そんな事考えてるうちに、あたしは眠りについた――――。