あたしは、健に見られないように、部屋の隅においておいたバックから着替えを取り出した。






「ふぅー・・・温かーい!」


健の家のお風呂はかなり大きい。

手足を伸ばせるし、すごく気持ちいい。



そーいえば・・・健に居候する事まだ言ってなかった。



美香ちゃんママいつになったら教えるんだろう?

もしかかしたら、今言ってるのかも。





ガチャ―――。



あたしがお風呂から上がると、もうご飯の準備がされていた。


「うっわー!!おいしそうっ!」

「なんで今日は豪華なんだよ。」


健がいきなり後ろから出てきた。



「んー今日は特別な日だからよっ!」

「特別?」


たぶん、あたしがこの家に居候する事だと思う。


この様子だと、まだ健は居候の事知らないんだ・・・。



「とにかく、食べましょ♪健も春ちゃんも座って!」

「はぁ~い!」

「・・・?」


まだ健は首を傾げてる。