でも、こうやって廊下に出されてる間、浩紀のこと見れないからちょっと悲しくなる…。



「お前、何悲しそーな顔してんの??」



「べ、別に悲しい顔してないよ…」



「明らか、悲しそーだから。まさか、浩紀の事が気になるのか??」



暁に心を見透かされ、ちょっと動揺した。



「思ってないよ!!」



はッッ!!…ここは廊下だったぁ!!



「わかりやすいな、お前。」



暁に笑われた。
最近、凄く感じるんだ。



―もしかしたら、暁はうちの事が好きなのかも…―



こんなこと思うのもどうかと思うけど、最近やけに絡んでくるしメールの数も極端に増えた…。



期待してもいいのかな??いやいや、うちは浩紀一筋だから期待なんかしちゃだめだ!!