私は、暁に言われた通りに真中公園に行った。




「いないじゃん…。もー!!」




「奈々、後ろ。」




「もー、いるんだったらもっと早く声かけ…、きゃー!!!!!!」




「シーッッ!!そんなでかい声出すなよ!!」




「だ、だってぇ…暁が懐中電灯をお化けみたいに持ってるからぁ…。」




「だからって驚きすぎだろ…!!」




暁は半泣きになる私の頭をなでてくれた。




キュン…




え??
キュン!?




「おい奈々、顔真っ赤だけど…??」




「な、なんでもないよ…なんでもない…」




「ふーん」




何で暁なんかにキュンとするのよ〜!!もー、バカバカバカバカぁ!!




「は、話ってな、ななななんなの??」




思いっきり動揺してるじゃん!!また顔真っ赤だよぉ〜。