頭をフル回転していたら、長い校長の話も終わっていた。
それに、もう閉式の辞をしてるよ~・・・
どんだけ考えてたんだろう・・・?
改めて自分のアホさに気づいた。

『新入生、退場』

あ~
また赤いの目立つなぁ~・・・
最悪・・・・
と思いながらも、一歩一歩教室へ戻って行く。
これから毎日通うんだね。
この廊下も毎日のように歩くんだね。

またぼーっとしながら、"友達"ともいえてないような、
"同じ年の人"がたくさんいる教室へ戻る。

早くみんなと友達にならなきゃ。
早く名前覚えなきゃ。

なぜか、すごく焦っていた。