そんな不安を抱きながら入学式へ向かった。
いろんな気持ちが複雑に混ぜあった胸で、歩いて行く。
顔は雪焼けで真っ赤だった。

「あ~最悪。。。」

思いをそのまま口にし、校門へ向かう。
これから毎日通うんだ・・・
なんだか、不思議な気分だった。1年生ってこんな気分だったっけ?
とても気が遠くなってきた。

「あーなぉッ!!顔あかー・・・」

「良かったぁw!!うん・・・見ないでっ(汗」

走って元同じ小学校の真里と未沙のところへ向かった。
真里と未沙は真剣にクラス表を見ていた。

”一組”
・・・高田奈緒・・・
あった!!

「アタシ1組だぁー」

「本当だぁー!!アタシは3組だよw離れちゃったね・・・」

「ウチゎ2組・・・・」

「えー真里と未沙と離れちゃったー・・・」