「ユウキ?」






あの人は、私の声で駆け寄ってきた。






「早いな。今日、日直なのか?」



「ううん。
単に、早く来ちゃっただけだよ」






蛇口の場所は、窓が付いてるから
朝日が凄い差し込んでくる。



目を細めたくなる程に眩しい朝日が……。





「ユウキこそ、何で早いの?
何時もは遅刻してくるって聞くのに。」



「クラス違うから
最近の俺のこと分かんねぇんだな。」






そう言って、ユウキは微笑んだ。