「俺ら、幼馴染やったやん」
その切なそうな顔で
彼は呟いた―――・・・
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『雄大くーんっ!』
ガチャ・・・
『あ、雄大くん!遊ぼう?』
『うんっ!』
『あ、そうだ!ゆーまも誘おっか!』
『そーだね!』
『あー、僕遊べない!』
『えー!なんでぇ!?』
『サッカーするんだ!父さんと!』
『え~……』
『仕方ないよ、さよちゃん。2人で遊ぼう?』
『うん…』
『ねぇ、さよちゃん。』
『ん~?』
『僕ね、とーくに、お引越しするんだって』
『お引越し???』
『うん、おひっこし。だからね、僕、もう
一緒に遊べなくなっちゃうんだぁ…』
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