「さやちゃ~ん? そんない落ち込んだって今日は戻ってこないんだし。」



「そ、そうだな!ほら、だから「悠馬くんは黙ってて」


「はい…」



「今から楽しんだほうが特だよ~?」





さやの慰めが聞こえるけど…




そんなの、無理だよ~




だって、すっごく楽しみにしてて


本当なら今頃、最後の遊びをしてるはずなのに。





「ほら、さよ? くわねぇと、寝れないよ?」



そんな優しい城山の声も今は入らない。






「にしてもすっげー落ち込みよう。」


「うん、こんなに落ち込むなんて…」



「こんなの、幼稚園時以来だ;笑」



「幼稚園時もあったの!?こんなのが!」



「うん。たしか…あいつが引っ越していく時だったよな・さよ」



「うん…そうだったね。」




悠馬も。




そんなこと、言わなくていいじゃない。





「え、それって誰!?」


「たしか、「あー、もう!食べよ!」



「あ、さよちゃん!元気になったの?」



「うん、ふっきれた! 悠馬も、そんな昔のこと、ペラペラと喋んないでよね!?」




「あ、すいません、・・・てか俺の肉!」


「よそ見してる方が悪い!」






「よかった、元気になって~♪」







こうしてあたしの久しぶりの不機嫌は消えたのでした