焦るあたしと
余裕そうな城山を

交互に見て驚く二人。




そりゃそーだよね



いきなり言われたら、
驚くよねー。




「きゃー、よかったねっ!さよちゃんっ!」



「おめでとーじゃんっ」





「あ、ありがとう?」







お礼を言うのもどーかと思うんだけど。








「てことは、記念日一緒じゃんっ!」



「お、マジで!?」




「まあ、そーゆうことだから。邪魔、しないでくれる?」




は!?





「え…あ、そっか!」




「え、はあ?!」





「んじゃあ、またあとで〜」






そう言って


妙に納得したさやと
ニヤニヤ笑う悠馬は





部屋を出ようとしている。








ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!!






レディーをこんな

ライオンの部屋に置いといていいわけ!?









そんな思いも虚しく、
二人はさっそうと部屋をでていった。