ちょ、そんなことはどうでもよくって!





まじで、





助けてよっ、―――――!!!









「よしっ、俺らのホテルいこうぜっ」





男の中の一人が言い出した。







はぁ!?


なに言ってくれちゃってんの?





てかなんで助けはこないんだっ!!!!泣




一人ぐらいは来てくれてもいいじゃん!?








もぅっ!
なにしてんのよ、城山はっ!



あいつ男でしょ!!?
だよねっ!!?









諦めかけた、そのとき……


「…すいませんが、その女の人。」




確かに聞こえた、その声。





振り返ろうとしても、男に肩を抱かれていて振り返れない。






だけど、声を聞いただけでじゅうぶんわかる…。






助けにきてくれたんだ……!






あたしのこと、探してくれてたのかなあ??




そんな勝手なことを考えていたら、今の状況なんて忘れてしまっていた。