「ねぇ、さや〜?」


「どうしたの?」



「進展、できたらいいね♪」




あたしがそう言うと、
さやは顔を真っ赤に染めて
コクンと頷いた。




「さよちゃんも、早く気づきなよ?」




「もう気づいた!

あたし、城山がすきなんだっ!……たぶんだけど、笑」






“城山”と名前で呼ぶのは久しぶりかもしれないな〜…





「ほ、ほんとにっ!?」




あたしの応えを聞いて、興奮し始めたさや。





それを笑いながら、
コクンと頷いた。





今のあたし、乙女なのかな?



さやみたいにかわいく、なれてるのかな?








「さよちゃん…
かわいいっ!!!!」




そう言って抱きついてきた!!


さやがっ(゚Д゚)!!




「ちょ、さやっ!?」





なんとか逃れようともがくけど、すごい力ι





あたしより小さいはずのさやなのに……Д笑


ほんとにさや……?苦笑








「頑張ろうねっ!!お互いっ♪」



優しい笑顔のさやに
素直にうなずけた。