結局、悠馬がつれてきたのは
やっぱりヤツで。






あたしは重いため息をもらした。






しかも座った席までとなり。






だって今回の目的は

さやと悠馬をくっつける

なんだから、仕方ないよね!









でも。





胸の痛さと違う痛さは消えていなかった。






やっぱり、恋なのかな…?





ヤツに?





あ、ありえないでしょっ!!





『意地っ張りなんだから…』





さやの言葉を思い出す。









別に意地を張ってるつもりはない。







だけど、もしこれが


意地なんだとしたら、
あたしはやっぱりヤツが
好きなんでしょうか?