バカでかい門をくぐって、同期と思われる群れがあった。




あそこかな?
クラス表があるとこ。



そう思って近くに行くと…



「さよっ!」


自分の名前が呼ばれて振り返る。


「あ、悠馬!」




そこには、小・中と同じだった中上悠馬がいた。



「お前のクラス、C組っ!」


「ほんと!?悠馬は???」


「俺も、C組だった☆」


「ほんとに~!?一緒だあ!!よかったあ♪」


「俺も、安心したっ」




あたし、C組かあ…。


仲良くなれる子がいたらいいなあ。




あたしと悠馬は、教室へと急いだ。






がちゃ…




教室のドアが、引き戸じゃないっ!
普通の部屋のドアじゃん、これっ!




なんてことを思いながらも、教室へと足を踏み入れた。






そこには、いろんな子が居た。



いかにも“ギャル”って子。
反対に、かわいくて“姫系”な子。


男子は…まあまあ、かな?




あたしは急いで中学時代、仲の良かったミナミにメールを打つ。



TO.ミナミ
SUB
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あたしC組!
ミナミは??



ミナミもこの学校なんだけど…


たぶん、来てないな;