「渚―!おはよう!」

「凜ちゃんオハヨー…」

「どうした…?
最近調子悪いみたいね」

「そ、そうかな…?」

「なんか風邪でもひいたんだろ…」

「なんかあったら…いって…?
私は渚の力になりたいから!」

…凜ちゃんなら、
教えられる…。

「凜ちゃん…
実は、私…風邪なんかひいてないの…。

……私、妊娠してるの」

「やっぱり…
なら、その調子が悪いのは悪阻かしら…?」

「うん…」

「でも…父親は、誰?
まさか…真一君?」

「…だったらいいんだけどな」

「し、真一君!
さっきの聞いてたの?」

「聞く前から俺は知ってた。」

「あ、そうなの。
じゃあ…あなたが父親じゃないのね。」

「…相手を聞いたら
      驚くぞ。」