────……… ───…… あの時は 本当にお兄ちゃんに 会えなくなると思った。 あの時からだ。 お兄ちゃんと優真が いないとあたしが 泣いてしまうように なったのは。 2人の帰りが遅い時も 朝、目を覚めると 頬が濡れていた。 2人がいないとあたしは 生きていけない───……