中3。めんどくさい時期。受験・受験とまわりは騒ぐ中、わたしはただ1人これといった
対策はしていなかった。しばらくして事の重大さにきずかされ、勉強をし始めたころには
もう半年しかなかった。7月。体育祭が近づき、役割分坦の話し合いが始まった。
応援リーダーとかダンスリーダーとかいちいちやる主義ではなかったけど、内申点のためにやむを得ず、ダンスリーダーに立候補した。「じゃあ小西と河野と寿できまりでいいかな?」とチョークで決まった人の名前を書き入れた。さっそく練習が7月末から、始まった。ダンスはえのきの次に苦手なものだった。「ことちゃん落ち着いてガンバローや!」
周りの人はあたしにつきっきりで教えてくれた。しばらくして休憩してると、ふと男バス
の練習が目に入った。知り合いがいたので、眺めてると、3年でもないのに背の高い奴がいた。