「だから着替えに行くんじゃない」

「俺は着替えに行け、なんて言ってねぇよ…着替えろって行ったんだよ」

それって……

「ここで着替えろって意味」

「絶対嫌!」

ガチャ

教室のドアを開けても鍵が掛かってて開かない

「何でよ…」

「時間の無駄早く着替えろ」

パサッという音と共に現れた筋肉がしっかりとついている背中

その背中に顔が熱くなり目を反らした

「何してんだよ、顔上げろよ…」

私は大袈裟に首を横にふった

そんな私をみて、岩瀬君は私の顎を持ち上げ無理矢理上を向かせた