「それは多分お前が気付いて欲しいと思ったからじゃ?お前が見られたくない、気づいて欲しくないと思えば多分見えなくなるだろ」 『あ…そうかも』 納得。 って言うか、この先生なんでこんな普通に驚きもせずあたしと会話してるの!? なんか… ある意味 『先生怖っ!』 幽霊より怖いじゃん。 「は?」 ビックリしたような顔で、でもどこか冷たい表情の先生に対し、あたしはそう言って診察室を出て翔の診察室へと向かった。