美緒は深く溜息を吐く。 『まぁ…いいけどね。翔に変な女がやって来たらまたあたしがさっきみたいに追い返せばいいし!』 そう言うとにっこり笑う美緒。 「…は?」 『守護霊だしね?』 守護霊って…美緒さん、それは困る。 もしいつまで経っても成仏せずにこのままずっと俺の近くにいられたら… 俺はいつまでも一生彼女や結婚できないままなのか…? なんか…俺の将来不安かも。