『翔、あたしが居なかった時、ご飯もろくに食べてなかったし睡眠もとって無かったでしょ…?
おまけにそれが原因で風邪引いちゃってさぁ』








確かにあの時は、食べてないんじゃなくて、空腹にならなくて食べれなかったし、睡眠だってベッドに寝るけど全然寝れなかった。








『この前はあたしが戻って来たけど、もし今回もあたしが消えちゃった後、翔がそうなっちゃったら…もうあたしはどうする事も出来ないでしょ…?それが心配なの…』







俺のスウェットを握る美緒の力が強くなる。






「…もうそんな事になんないよ」