「それはー…ちょっと」 いくら美緒が幽霊で死んでると言っても、一応女の子な訳だし。 『何で?』 首を傾げる美緒。 「何でって…女の子な訳だし」 何もしないけど。 ってか幽霊相手に何もするつもり無いけど… 『あたし、明日で最後…夜は今日で最後だよ!? 一緒に寝るくらい、いいでしょ? 最後くらいお願い聞いてよ』 俺の手を引っ張る美緒。 …最後のお願い…か。 最後だしな… 俺は引っ張られるまま、寝室へと向かった。