『はいっ、もう遅いしさぁー…寝よ?』





美緒は俺の毛布を持つ。






「あー…おやすみ」






俺は美緒にそう言ってソファーに寝転ぶ。







『…何してるの?』







「は?…何って寝るんだけど」








美緒が今寝よって言っただろ。







『そうじゃなくて…今日翔はこっちで寝るの!』







美緒は寝室を指差す。





俺が寝室?





「じゃあ…美緒はどこで寝んの?」





『あっち』





美緒は寝室を指差したまま。





つまり…




「一緒に寝るって事?」




俺が聞くと、美緒はニッコリ笑って頷いた。