「お前バカだろ!」



「…っ……お兄ちゃん…っ…ごめんなさい。」



お兄ちゃんは私を抱き締めた。



「ごめんな。」



「えっ?」


「俺のせいで。」


「お兄ちゃんのせいじゃないよ!」



「ありがと」


お兄ちゃんは私を強く抱き締めてくれた。


「あいつら…ゆるさねぇ」


「お兄ちゃん?」


「帰ろっか。」


「うん。」


お兄ちゃんごめんね。

私のせいで。


パーティーなんか行ってなかったら早く帰ってたら。…お兄ちゃんに辛い思いさせずにすんだのに。