私は着替えて下に行った。

お母さん達にこれ以上心配かけたくないから。





「おっ!きたきた!よし行くぞ!」




「どこいくの?」




「さあね。」


ドアを開けた瞬間私はたちどまった。



あまりにも外が眩しくて。





そして空が雲ひとつなかったから。




「はやく乗れよ。」


「あっうん」





「お前ヘルメットかぶれよ?」

「なんで?」





「お前が死んだら拓が悲しむだろ。」



「そうだね。」





私は何もかもがなんでも良かった。