ガラッ!




「拓!?」



「由緒ちゃん…」



「た…く…?」




「由緒ちゃん。拓死んだの。」






「えっ…?うそ。拓おきてよ!おきてよ!」



私は目の前にいる拓を揺らした




「ねえ!拓!私まだちゃんと拓に気持ち伝えてないんだよ?」


「由緒ちゃん!」



「拓!目あけてよ!一緒に中学生になるんでしょ?お互いの制服姿みるんでしょ?ねえ!答えてよ!っ…」




「由緒ちゃん!おちついて!拓ね…最後まで由緒ちゃんの名前呼んでたの!」




「私を?」




「拓にとって由緒ちゃんはとても大事な人だと思うの。」