「もしもし?」




『由緒ちゃん!』





「もしかして拓のお母さん?」





『そうよ!そんなことより拓が危ないの!はやくきて!』





私は返事をする前に電話を切ってしまった。




無意識に病院に戻ろうと必死で走ってた