あたしが中学2年のとき。


「ごめん。比奈のことは好きになれない……」


「そっか……」


おたがい、よく知るなかだった。

幼なじみ。
近所のお兄ちゃんみたいな存在だった。

「やっぱり、あたしは妹だよね…」

「いや。そうじゃなくて…!」


「……だってそう言うことじゃんっ」


あたしは泣きながら走った。


後悔してる。
あのときの告白、『付き合って』だった。
『スキ』じゃなかった。