「私ね、
神谷先生が好きだったの。
神谷先生がよくしてくれたから、
ここまで頑張れたし、
勉強もできるようになった。
だから、
よくサッカー部見てて。
そんなときに、
橋本クンが楽しそうに
サッカーやってた。
先輩がいなくて、
大変なのに、
いつも笑顔でみんなまとめて、
自分も、
努力は惜しまなくて、
いつも最後まで練習やってたのは
橋本クンだった。
そんな橋本クンを好きになったの。」
「そうだったんだ…」
「でもね、橋本クンは
私のこと知らないと思う…
一度も目があったことないし、
サッカーに夢中だった。
でも、
それでもよかったの。
見ていられるだけで幸せだったの。
もう捨てられるのはイヤだった。
裏切られるのはイヤだったから!
昨日も、サッカー部を見ようと思ってたの。
でも、陽菜チャンが勉強教えて欲しいって
いうから教えてた。」
「そしたら、俺が来たんだ。」
「うん。
潤が、来たんだ。
そのときはね、
何この人って思ったよ?
すっごく変な人だって思ったの。
でもね、
すっごく優しい人だなって思った。」
神谷先生が好きだったの。
神谷先生がよくしてくれたから、
ここまで頑張れたし、
勉強もできるようになった。
だから、
よくサッカー部見てて。
そんなときに、
橋本クンが楽しそうに
サッカーやってた。
先輩がいなくて、
大変なのに、
いつも笑顔でみんなまとめて、
自分も、
努力は惜しまなくて、
いつも最後まで練習やってたのは
橋本クンだった。
そんな橋本クンを好きになったの。」
「そうだったんだ…」
「でもね、橋本クンは
私のこと知らないと思う…
一度も目があったことないし、
サッカーに夢中だった。
でも、
それでもよかったの。
見ていられるだけで幸せだったの。
もう捨てられるのはイヤだった。
裏切られるのはイヤだったから!
昨日も、サッカー部を見ようと思ってたの。
でも、陽菜チャンが勉強教えて欲しいって
いうから教えてた。」
「そしたら、俺が来たんだ。」
「うん。
潤が、来たんだ。
そのときはね、
何この人って思ったよ?
すっごく変な人だって思ったの。
でもね、
すっごく優しい人だなって思った。」