「潤!!」

「ごめんな、遅くなって。

お前ら何なの?

俺の好きな人いじめてなんか楽しい?

俺、もうコイツしか見えねぇの。

だから、

うせろ。ブス。」

潤が、私の前での潤に戻ってる…。

それだけ怒ってるって事だよね…。

「私は…。

奥田様のコトが前から好きだったのに…。

なんでっっ

なんで、この子じゃないといけないんですか!!」

「様付けとかまず論外だし、

お前みたいにわがままで

私可愛いみたいに思ってる馬鹿なやつ。

俺の好みじゃねぇ。

それに、

高校入って

最初っからコイツしか見てなかったし。

もうウザイから、

消えて。」

潤が怖いよ…。

いつもの潤に戻ってほしい…。

「もう、やめて…。」

「麻希?どうした??」

「もうやめてよ!!

いきなり私が狙ってたとか言って。

私だって付き合ってるわけじゃない!!

人のコト叩こうとして。

潤が来たら泣いて。

最悪。

潤のコト怒らせないでよ!!」

「だとさ。

何度も言わせんな。

うせろ、ブス。」