「てぇへんだぁ〜〜」


べらんべい口調で、駆け込んできたのは……


「てぇへんなんだ!」


だから、何なの。柳崎くん?と白い目の作者。



「てめぇ、なんでリメイク版(R)を、新人賞なんぞに応募してんだよ」



殴り掛かる柳崎。



交わす作者。



駄目だった?



「ったりめーだろ?てめーの、うっすい脳みそで書いた、くそ面白くもねー話しなんぞに、誰が投票すんだよ!」



な、なにもそこまで言わなくても……


泣きべその作者。



「とにぃ〜温かく見守ってくれてる良い人もいるけどよ〜〜」



腕組をしながら、作者を見下ろす。



「まぁ、もう少し、抑揚でもありゃ、面白みもあるかもしれねーけどな……」



あーぁ下向いちゃったよ……と、心配になる作者。




「また今度、来るわ。あんま、責めてるとあいつに怒られるからな……」



勝手に言うこと言って帰っちゃった………



唖然と背中を見送る作者でした………