たいてい質問してきた子は首を傾げるけど、それでも良かった。 私は凌のそばにいたくて、凌はそれを許してくれてる。 私が彼を好きで、彼もそれをわかってくれている。 それだけで、充分なんだ。 先生しかいなかった凌の心に、ほんの1ミリでも、私を入れてくれる隙間ができただけで、充分。