なにか僕は大変な事をいった
らしかった……

「てかお前!人の名前を
間違えるわミシェリーゼを
愛称で呼んでるわ…
何者だぁぁぁーー!!」

そして、オレは
グリーズブルだぁぁぁーー!
と叫んで僕に指を指した

人に指を指しちゃいけません

「そんな叫ぶなよ
周りに白い目で見られるだろ
……グリ…グリグリ?」

「そっそうよ……!
私達が被害を被るのよ…
さっさと……くくっ…
消え、失せ……くぷぷっ」

どんだけツボにはまったんだ
ミシェリーゼよ
なんか涙目になってるし

「ミシェリーゼの笑顔…
初めてみた………!!」

グリール(グリグリ)は
天使でも見たかのような
うっとりした瞳でミッシェを
見つめていた

僕の言葉は耳に入っていなかったらしい



ってアレ笑顔なの?!
つーか初めて見たのかよっ!!

かなり哀れなヤツだな!
グリズル!!(グリグリ)

「くっ!このままでは
オレのガラスのハートが
ミシェリーゼへの愛で
砕けちまうぜ!」

何かヤケにウザイ台詞だ
全くなんなんだ
ガラスのハートなんて
日常会話で使うものじゃないぞ