「ねぇ璃亜?亜樹良は璃亜に幸せになってほしいから行ったのよ」



「・・・・・ょ」

「え?何か言った?」




「私、幸せじゃないよ」

ここで私はやっと口を開いた。




「ううん、学校に行ってみれば分かるよ。

もし亜樹良と一緒にこのまま学校にいたら
璃亜はいじめの対象だったでしょ?

でも亜樹良がいなくなった今、麻央は何もしようがないのよ」



「もうアイツ、丸くなってるぜ。
自分のせいで亜樹良がいなくなったんだからな(笑)」






「でも・・・・」

「でもじゃないよ」


「なぁ璃亜。
亜樹良な、行く前に俺ん家来たんだ。」


「えっ?」



「そしてこの手紙を璃亜に渡してくれって・・・」


築島クンは私に手紙を渡した。