だから俺は「分かった」と返事を出した。



「あは、やった♪♪
じゃあ、明日から一緒に学校行こぉ?」




「朝だけは・・・
璃亜と良いか?」

朝のあの平和な時間だけは、璃亜といたい。




「え~・・じゃあ
一つ、あたしのお願い聞いて?」

「なんだ?」



「キスして」




「え・・」


「良いじゃない?
普通のカップルならそれぐらい♪


それにあたし・・・
まだしたことないのよね~(笑)

初キスの相手、亜樹良が良いし」



コイツ、
俺の気持ち分かってるのか?

ただ自分が
してほしいからって・・



「明日まで考えておく。
だから明日の朝は一緒に行けない。

じゃ」



俺は強制的に電話を切った。