俺は帰り道、汐莉が勉強しに行っていた図書館へ向かった。 そして、汐莉の好きだった本を呼んだ。 図書館はもぅ閉まる頃だったから、人気はなかった。 俺は1人、泣いていた。 一文一文をしっかり読みながら。。 汐莉を考えながら。。 こんな話が好きだったんだな。。 それは、醜く臆病で嫌われ者の主人公がヒーローを目指して頑張るという小説。 「俺も…勇気出さねぇとな。」