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「・・・そっか」



テニスコートを出て


最寄りの駅そばのカフェによる


あったかいカフェオレを飲むと



なんだか気持ちも落ち着いてきた



あたしの話を黙ってきいてくれた


杏奈は


すっかり冷めてしまったココアに口をつける





「・・てか、ゆぃなが安藤好きなんて初耳なんだけど?」



「・・う・・あたしも気づいたの最近なんだよね」


言い訳みたいだけど


本当だし