安藤に背を向けて



歩き出した


途端



瞼に熱いものがこみ上げてくる



あぁ


あの2人



両想いだったんだね



あたしの入る隙なんて



最初からなかったんだ



あたしは


瞼から溢れそぉな


あたしの気持ちを


こぼさないように



空を見上げて



歩いた





悲しいくらい



空が青かった