――場所を移して、ここは地元の公園。


「懐かしいなぁ〜、何も変わってないんだなぁ〜」
 彼女は天真爛漫の笑みを浮かべてそう言った。
「まぁ、三年振りだしね」
「あの頃が懐かしいなぁ〜」
「やりたい放題だったしね、みんな」
 授業中の私語を始め……。色々、良いとは言えない行いを散々やってきたからなぁ。
 無論、僕自身もそんな感じであった。
「あははは」
 彼女は苦笑して、ベンチに腰掛けた。
 僕もその隣に座る。
 当たり前だが、心拍数が上がる。
「宮口さんは、いつまでこっちにいるの?」
 そう尋ねると彼女は急に顔を曇らせた。