「だから、デートに行けなくても‥なかなか二人きりになれなくてもさ………」 湘が、ゆっくり振り返る‥ 「こうやって‥たまにお前と過ごせれば……俺は幸せだよ!」 湘は私に、ニッコリと笑顔を向けた… 「……!」 「なんか飲み物持って来るよ‥」 湘はドアを閉めた。 私はただ、ぼーっと‥閉まったドアを見つめていた。 あたしは‥幸せ者だ…// .