「カバン持ったよぉ〜」 陸は保育園鞄を肩にかけ、私に駆け寄る。 「よし。偉い偉い♪では‥保育園へ出発〜!!」 私は陸の手を引き、保育園へ向かった。 玄関から外へ出ると、太陽が眩しかった… けれど、やっぱりまだ肌寒い。 「さむーい。」 陸が私の手を、更にギュッと握り返した。 陸の小さな手は、 すごく暖かかった……… お母さん‥見てる…? あたし本当にママになったよ‥ .