1枚の、



絵が描きたい。



でも、



描けない。



どうしよう、どうしよう。



「なんで泣いているんだい?」



1人の男がきいてきた。



「絵が描きたいのに紙がありません」



ぼくはそう答えた。



「では、この紙をあげよう」



「ありあがとう」



ぼくは白い紙をもらった。