どの班もクラサちゃんを避けていた。

バスケ部の心優しいリサは

「クラサちゃんはうちの班に入れてあげよう。クラサちゃんおいで」

と、保護者であるかのように手をとり連れてきた。

うちの班というのは私もメンバーに入っている班だった。

これで、きれいに班決めは終わった。


しかし


心優しいリサは表裏の激しい子なのだ。