「スゲーじゃん!得意なことあるじゃん!」

そう言って、笑ってくれた。

海…

涙が出た。

「お、おい。なんで泣いてんだよ」

慌てる海。




「あ、もうこんな時間」

時計を見ると

6時。

「あ、兄貴待ってるか」

「ご、ごめん」

「いいよ、全然」



小屋の外で

お別れ。


「あ、したも来てもいいかな?」


「おう!待ってる」

そう言って

あたしたちは

手を振って別れた。