新幹線に乗り

横浜に向かう。

「最初、どこ行くんだ?」

「んーあたしは、湘南の海に行くー」

「えッ、俺は?」

「知らんよ、別行動でしょ?」

そんなこと予想してなかったという風な顔をする兄ちゃん。

「一緒に行動すんの?」

「いいよ、1人で砂浜で遊んでるから」

「水着もってないの?」

「もってる」

イジける兄ちゃんは

ガキみたい。

ちょっと、笑ってしまう。

「なんだよ」

「いや~ガキっぽいなって」

「うるせーな…どうせ、精神年齢低いですよーだッ」

バカか…

「あーもう、じゃあ、一緒に行動でいいんでしょ?」

「うん。そうじゃないとどうせはぐれるし」

「分かった、てか最初はホテル行くんでしょ?」

「うん、荷物置いてからだな」

分かった。と頷いて

あたしは、

もってきた音楽プレーヤーで

音楽を聴き始めた。

兄ちゃんも

しばらくすると

寝てしまった。




そして

あっという間に

横浜。